当選自慢罪は当選確率の低いチケットなどが当選したことをTwitter等で自慢することに課せられるもの。チケットの他、ソーシャルゲームのレアキャラやレアアイテムなどが当たった際にも十分注意しなければいけない。
当選自慢罪とは・元ネタ
「当選自慢罪」が誕生したのは2013年。11月から始まろうとしちたアイドルグループ嵐のコンサートツアー、その前月にチケットの当選発表が行われた。人気絶頂の嵐のコンサートは一般販売はなくファンクラブ限定にも関わらずその当選確率は非常に低く、ファンクラブに多重に加入していても参加できないファンが大半という狭き門だった。
当選発表当日、多くの嵐ファンが当選を願い発表のメールを待つが、当選者はごく一部でほとんどのファンは落選の通知に落胆する一日となった。そんな中運良くチケットを手に入れることができたファンは喜びを爆発させ、中にはTwitter等SNSでその喜びの報告を行っていた。
そんな喜びのツイートだが、つぶやいているのが嵐ファンならフォローしているのもやはり嵐ファン。そしてその多くは悲しみに暮れる落選したファンであった。普通なら「いいなぁ…」とうらやましがるだけで済むところだが、なかなかコンサートに参加できない一部のファンの負の感情が爆発。その嫉妬の炎はあろうことか当選した嵐ファンへと向けられた。
当選した人を見ることで落選したショックがより膨らんでしまうことから、「当選ツイートやめて」「見たくない」「当選ツイートのRTもやめて」「落選した人のことも考えて」「フォローはずす」など当選した報告のツイートはやめてくれといった内容のツイートが一部の落選したファンから起こる事態に。さらには「当選自慢は犯罪です!」などとありもしない罪を作り上げる人まで現れる始末。いわゆる「犯罪的だ!」という意味合いなのかもしれないが、このあまりにも自己中心的な考え方がネットでは話題となり、「当選自慢罪」という言葉が誕生した。
当選自慢罪は存在します
このような経緯からTwitterやなんJなどでは「嵐のチケット当たった」→「落選した人の気持ちも考えてください」「はい当選自慢罪」「当選自慢罪は存在します。とりあえず取り急ぎ。」といったテンプレ的な流れが出来上がった。
当たってもいない、むしろ応募そらしていないのに「嵐のコンサート当選しました!!!!」と無駄にTwitterで嘘の報告をしてファンを煽る人も少なくない。
もちろん「当選自慢罪」は存在しません。